椿堂ルート

領家地区に入った後、椿堂(四国別格二十霊場)を経由して境目峠に至るへんろみちです。国道192号線と旧道を交互に歩きながら境目峠に至ります。また、七田地区で佐野道と曼陀峠道に分かれます。境目峠を越えて佐野地区から雲辺寺に向かうのが佐野道、三県境の境目を経由して雲辺寺へ向かうのが曼陀峠道です。

椿堂ルート1 詳細ページ

高知自動車道の高架下を潜り抜けて椿堂(四国別格二十霊場)へ向かいますが、現在は整備された市道を通るのが主流です。昔のルートは、乙渕橋を渡った後、市道から右へ逸れて古下田集会場の方へすこし上り、集会所のすこし手前で細い農道に入ります。細い農道から整備された農道に入り、原中集会所を経て椿堂に至ります。

 

市道路線名:2102(椿堂平山線)2202(川滝中通線)

椿堂ルート2 詳細ページ

椿堂(四国別格二十霊場)を過ぎて旧道を進み大野橋を渡ると国道192号線に入ります。ゆるかに上り、平木バス停から旧道に入ります。

 

市道路線名:2102(椿堂平山線)26018(余助線)26019(椿堂線)

      25021(川滝平木線)

国道名:192号線

椿堂ルート3 詳細ページ

平木の旧道を通過して国道192号線に戻り、しばらくゆるやかに上り続けて、平木橋を渡ってほどなく第一葱尾橋の手前を右へ、旧道に入ります。

すぐに旧道から右へ、昔の遍路道(阿波街道)に入ります。

本来の阿波街道は平木橋を渡ってすぐに右に入り、葱尾小学校跡に向かってゆるやかに上り、グランドを通過していました。

 

市道路線名:25021(川滝平木線)26024(葱尾西線)2209(的場線)

国道名:192号線

椿堂ルート4 詳細ページ

葱尾小学校跡を通過して左へカーブし、中組集会場を通過した後、複雑な辻に至ります。正面の三本の道の真ん中の道へ入り、農道を経て葱尾集会所に至ります。葱尾集会所を通過した後、徐々に国道192号線に近づくように進み、久保内バス停の手前で国道192号線と合流します。

 

市道路線名:26024(葱尾西線)2209(的場線)

国道名:192号線

境目峠道1 詳細ページ

国道192号線から旧道に入り七田地区を通ります。曼陀峠道との分岐点を通過してさらに旧道を進み、国道192号線に入ってすぐに七田バス停から道に入ります。その後、旧道から右に逸れると傾斜が急になります。足元が固められた細い坂を上り、旧道と合流して境目峠へ向かいます。

 

市道路線名:25023(七田線)26030(佐谷線)26031(笠松線)

      25024(境目線)

国道名:192号線

境目峠道2 詳細ページ

旧道に入るとほど平坦な道になり、やがて泉中尾地区を通り境目峠に至ります。

 

市道路線名:25024(境目線)

曼陀峠道1 詳細ページ

七田地区の分岐点から旧道から逸れて農道に入ります。急な上り坂が始まり、小屋辺りで平坦な道に変ります。ほどなく上り坂に変り、舗装された道を横切ってさらに坂を上り、市道に入ります。しばらく急な坂が続きますが、大きくカーブした辺りから傾斜が緩みます。

 

市道路線名:25023(七田線)25025(三辻線)

曼陀峠道2 詳細ページ

舗装された市道はゆるやかなアップダウンを繰り返しながら徐々に標高を上げていきます。

 

市道路線名:25025(三辻線)

曼陀峠道3 詳細ページ

やがて舗装された道から右へ、未舗装の道に入り、ほどなく三県境の境目に至ります。

 

市道路線名:25025(三辻線)


参考

横川から領家に入った後、椿堂へ向かうルートを記しています。

かつては椿堂を経由せず、領家、田尾、葱尾を通過する領家道を通り、境目峠を経て雲辺寺へ向かっていました。あの四国遍路の父と称される宥辨真念の著書でも領家道を通っていて、昔は椿堂を経由していなかったことを示しています。

椿堂を経由するようになったのは明治に入ってからのことで、古下田の畦道に建つ標石の建立年は明治12年から21年の間と推測されることから、この頃、椿堂ルートが通じたと考えられます。

その後、時代の移り変わりとともに新たな道が造られてゆく中で、椿堂平山線(現在主流の道)の前身となる道が造られましたが、昭和11年に建立された標石(国道192号線沿い)から推測すると、その当時は原中の下手から椿堂までの区間が通じておらず、原中の下手から旧阿波街道に下り、椿堂、そして、雲辺寺へ向かっていたと考えられます。