金川道

かつて三角寺から平山地区へ向かうへんろみちは、三角寺から地蔵峠を越えて奥之院の仙龍寺へ向かい、仙龍寺から堀切峠を越えて平山地区へ至るルートが主流でした。その後、時代の移り変わりとともに、仙龍寺へ向かわずに平山地区へ向かうお遍路さんが増えていきました。

その当時、三角寺から三角寺川(金川)に沿って金川村へ下り、大西神社の麓で土佐街道と合流して平山地区へ至るルートを通っていました。

そのいにしえのへんろみちが現在も残っています。明治初期に作成された地図にこの道が記載されていて、金川村通路と記されています。

そして、現在もこの道が市道として記されています。

金川道1 詳細ページ

金川道は三角寺を石段を下りて駐車場の前の市道を左へ進みます。商店を過ぎた場所の分岐点で新道と旧道に分かれます。現在は整備された市道を通り西金川地区へ下ります。昔のルートは分岐点から右へ、細い道を下り、未舗装の市道を通って西金川地区へ下ります。歩行は困難で危険です。通行不能状態。

 

市道路線名:2109(三角寺岩屋線)24032(三角寺朝日線)

金川道2 詳細ページ

整備された市道にはしこくのみちの道標が設置されていて、西金川地区を通り三角寺口へ至ります。未舗装の市道は分水道を横切り三角寺川に沿って下り、やがて整備された市道と合流します。

 

市道路線名:2109(三角寺岩屋線)24032(三角寺朝日線)

金川道3 詳細ページ

整備された市道はやがて三角寺川に接近し三角寺川に沿って下ります。

 

市道路線名:2109(三角寺岩屋線)

金川道4 詳細ページ

金川道は三角寺口で新道と旧道に分岐します。新道は三角寺口で右折し整備された市道を上り、西方バス停へ至ります。旧道は三角寺口からさらに三角寺川に沿って進み、正善寺辺りで田秀橋を渡り、さらに三角寺川に沿って進み、白石川との合流地点で古い橋を渡り、大西神社の麓で土佐北街道と合流して、東金川地区を通り抜けます。

 

市道路線名:26033(堀切線)2203(東金川1号線)

金川道5 詳細ページ

新道は西方バス停を通過した後、やがて県道5号線に合流し、その後、平山バス停の手前で県道5号線から左に逸れてひびき休憩所に至ります。旧道は土佐北街道を通り県道5号線の下の隧道を抜けて県道5号線に合流しますが、ほどなく右へ分岐して未舗装の林道を上り、その後、土佐北街道かと分かれてゆらぎ休憩所へ至ります。旧道の県道5号線隧道の手前は荒れていて歩行に注意が必要です。

 

市道路線名:26033(堀切線)2203(東金川1号線)24031(新立3号線)

      2102(椿堂平山線)