讃岐街道の下手道をゆるやかに下り、関川小学校を過ぎると、右側に明治四十年建立の標石が建ち、さらに進むと右側に明治二十二年建立の標石が建っています。
上手道は、常夜燈から下りながら左へカーブし、三度栗伝説の地である西福寺に至ります。
西福寺の入口を過ぎて三叉路まで下るとしるべの地蔵があり、ここで下手道と合流し、右折してさらに下ります。
その後、讃岐街道は竹谷川に架かる岡之端橋の手まで新道と旧道に分かれます。
新道は岡之端橋を渡り、竹谷川の南側を蛇行するように進み、やがて福万寺公園の北側を通過します。
一方、旧道は岡之端橋の手前を左に入り、竹谷川に沿って下ります。古い民家が残る集落を抜けて、国道11号線と福万寺公園を結ぶ市道の下を潜った後、本橋を続けて二本渡ります。かつては福万西橋と福万橋が架けられていたようです。左側に田園風景を見ながら進み、農道との分岐点から右上の新道に向かって上ります。
日照山 西福寺
高野山真言宗 四国三十三観音霊場第二十五番札所
御詠歌 ありがたや一度は参れ西福寺 年に三度の栗もなるらん
西福寺は花蓮の寺としられ、毎年七月から八月にかけて見頃を迎えます。また、空海の三度栗所縁の地でもあります。
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