市仲堀切道

かつて奥之院仙龍寺を訪れたお遍路さんは不動堂まで打戻り、中務茂兵衛の標石が建つ分岐点から市仲地区を通って堀切峠へ向かっていました。市仲地区から堀切峠までの区間は、現在も数多くの丁石などが残っていてへんろみちの風情が感じられる道です。現在、不動堂まで打ち戻らずに銅山川に沿うように進んだ後、堀切トンネルを抜けて平山地区へ向かうルートが主流になっていますが、この市仲堀切道はお薦めのへんろみちです。

市仲堀切道1 詳細ページ

仙龍寺の不動堂まで打戻り、その先の中務茂兵衛標石から市仲堀切道が始まります。かつて遍路宿跡の前を通過した後、ほどなく道幅が狭くなり、その後、谷まで下り、沢を渡るとほどなく道が谷へ流されて極細の道になり、歩行は困難です。やがて舗装された市道を通り市仲地区を抜けるとやがて趣きのある林道に変ります。

 

市道路線名:43006(八丁市仲線)4206(市仲線)43002(堀切下市仲線)

市仲堀切道2 詳細ページ

堀切峠の手前、二十丁丁石で二手に分かれますが、左がへんろみちで右は山線道です。へんろみちは堀切峠の車道が整備された際に変ってしまい寸断されています。現在は、竹林を抜ける山線道を通り堀切峠へ向かいます。

 

43002(堀切下市仲線)