村松大師ルート

国道11号線を横切ると左側の角に村松大師堂の標柱が設置されています。そのまま直進して八綱浦橋を渡って右へ、川茂川に沿って進みます。左側の墓地にある関行男中佐之墓の入口を通過して、ほどなく村松大師堂に至ります。

村松大師道

村松大師堂の角に建つ標石から村松大師道が始まります。かつて空海が川茂川を渡ったと伝わる場所に架かる松栄橋を渡り、県道333号線に入ります。県道333号線は松山自動車道の三島川之江ICへまっすぐに伸びています。この右側の歩道を進みながら、国道11号線と県道123号線を横切ります。


ピックアップ情報

村松大師堂

村松大師堂は四国中央市村松町の工場地帯に鎮座していて空海伝説が残る寺院です。地元ではのぎ除け大師として親しまれています。かつては現在の村松公会堂の場所、燧灘の海岸沿いに建っていました。大師堂の中には、かつて空海が川を渡った時に飛び乗ったと伝わる石が保存されています。村松大師堂の入口にはへんろみちの標石が建っていて、その傍に讃岐街道道標もあります。

弘仁6年、空海が三角寺と仙龍寺を訪れ、それぞれの場所で21日間の護摩修行を行った期間、拠点としたのが村松の海岸の民家で、後にこの場所に大師堂が建てられて村松大師堂と名付けられたようです。そして、空海が村松の海岸と三角寺を行き来した道が村松大師道で、村松大師道と三角寺道が合流する場所に「村松大師道標石」と記された標石が建っています。

村松大師堂昔話